BEGO の負債

2020年1月14日

K法律事務所
K.A. 先生

拝啓

先生におかれましては、お変わりございませんでしょうか。

2019年11月11日に、私は先生に お手紙を差し上げました。
弊社とBEGO、弊社とJETの架け橋になって頂けませんでしょうかとお願い申し上げ、先生からのご返事を お待ち致していました。
弊社ホームページのBEGO事件の真実を ご覧になって、先生は きっと弊社がどれ程の苦しみを受け続けているかをご理解頂けましたことと存じます。
その上で、今回お便り致しました。

先生の平成25年12月16日付「第126 15 33786 2号」書留内容証明の文中2ページ 6行目に「製造販売契約」と書いてあります。

この契約書のコピーを頂きたく存じます。おそれいりますがコピーを頂けませんでしょうか。

実は、弊社とBEGOとの取引は平成24年(2012年)で終了していません。
認証整理イコール取引終了ではありません。

BEGO事件の真実(1)の最後のページ「認証品目リスト」をどうぞご覧下さい。
平成17年度~平成26年3月認証分のリストです。
この中に、弊社が認証整理された記載はありません。

JETのN氏のメールを、どうぞご覧下さい。「外国特例認証取得者だけで認証整理届が提出できる」との厚労省の見解を根拠にして、BEGOは平成25年(2013年)9月13日に認証整理届をJETに提出し、JETは9月24日に受理されたとの内容です。

上記のPMDA(独立行政法人医薬品医療機器総合機構)公表の認証品目リストとJET N氏のメール内容に矛盾があります。

また、認証整理届書のサインはBEGOのCEO クリストフバイス様本人のサインではありません。

先生は弊社に「BEGO認証22品目を製造販売しないように」通知されました。

弊社は、先生のご指示通り直ちに在庫販売を止めました。
しかし、認証品目リストから明らかですが、2013年9月24日時点では認証整理はされていません。

弊社から買いたい顧客がいましたのに販売することができず、未だに在庫として弊社は所有しています。

弊社が突然BEGO製品を販売できなくなったため、市場で風評が広がり弊社は甚大な被害をうけました。
また、取引先、歯科医師、歯科技工士ひいては患者の方々にご迷惑をおかけしました。とても残念です。

先生は、BEGOから依頼を受けて弊社に通知されたとはいえ、この在庫はどうすればいいのでしょうか。

それから、このねつ造の認証整理によって弊社はBEGOの器械やワックスも売れなくなり在庫として保管しています。
これらを全てBEGOに送り返したいと存じます。
2013年12月17日から2020年1月○日までの保管料と、その遅延損害料及び梱包費、送料、乙仲の費用、通関料等をBEGOに支払って下さいますように お手配下さいませんでしょうか。どうか、早急にお願い致します。

どうぞ、弊社倉庫にいらして下さいまして6年間も保管しているBEGO製品をご覧になって下さい。

また、弊社ホームページのドメイン名を変更するように強制され、まだドメイン名が有効期間内であったにもかかわらず、弊社は急いでドメイン名を変更 致しました。

しかし、今よく考えますと、弊社は1969年からBEGOの総代理店でした。
それと、BEGOとJETが不正をして弊社の総代理店権を奪ったのですから、ホームページのドメイン名変更費用はBEGOが支払うべきです。
そして、「本書到達後5日以内にドメイン名を変更しないと法的手続きをとります。」

と強迫された先生にも責任がございますので、BEGOと同額をお支払い下さいますように、どうぞよろしくお願い致します。

最後に、先生が弊社にBEGO単独による認証整理を通知されたために、弊社の売り上げが減少するばかりになりました。

平成24年の売上げを基準としての各年度の売上げ減少額

年度 売上げ減少額(単位 万円)
平成24年 平成24年度の売上げを基準とする
平成25年 △7,359
平成26年 △9,401
平成27年 △9,979
平成28年 △10,712
平成29年 △11,630
平成30年 △11,889
合計 △60,970

平成24年の売上げを基準としての各年度の売上げ減少額の合計額 609,700,000円をBEGOに支払って頂きたくお願い致します。

先生は、弊社に認証整理の通知をされたBEGO代理人弁護士です。

弊社は、この不当な認証整理により、約44年かけて築いてきた取引先・信頼関係は、風評被害もあり、全て失いました。

それにより、弊社全員は大変な窮状・苦しみの中にあります。

また、その状況がますますひどくなっています。

いたたまれず、先生に この手紙を書かせて頂きました。

敬具

エーピーエス株式会社

取締役 中井陽子